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台風19号の爪痕

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各地に甚大な被害をもたらした台風19号。

熱海伊豆海の郷でも大変な雨と風に見舞われましたが、お客様や施設への被害もありませんでした。

 

しかし、一夜明けた13日に断水が発表されました。

原因は、熱海市へ水を運んでいる送水管が、大規模な土砂崩れによって破損したため。

 

台風15号の時には、朝方から約7時間停電が続き、食事の準備などに支障が出た他、施設内の一部が浸水するなどしたため、それらに対する対策は講じていました。

 

しかし、今回は想定外の断水。

それも、熱海市内約7千世帯におよそ10日間の断水と発表されました。

熱海伊豆海の郷がある伊豆山地域も、断水エリアに含まれており、想定外の大きな被害に、お客様も職員も不安を覚えました。

実際には、市から給水車が何度も来て給水を行い、丸一日まったく水が出ない、という事態はありませんでした。

 

しかし、どんなに節水をしても、やはり使用量に給水量が追いつかず、様々な対策を行いました。

 

 

熱海伊豆海の郷は、温泉を引いているので、タンクに温泉水を入れて使用。

その他にも、お食事は使い捨て容器を使用したり、市内の給水所に一日2回、50個以上のタンクを持って給水に出かけたりしました。

また、断水直後から、お客様ご家族や関係各所の方々から、問合せやボランティアの申入れ、お水や生活用品など、多数のご寄付を賜りました。誠にありがとうございました。

(こちらはほんの一部です)

 

終わりの見えている断水とはいえ、いつもとまったく違う状況に、お客様も職員も戸惑いながら過ごしている中での、温かいお心遣いに、本当に勇気づけられました。

 

10日間と言われていた断水は、工事関係者の方々の昼夜の復旧作業により7日間で解消。

昨日午後から、施設内でも通常通り使用できるようになり、いつもの日常を取り戻しました。

 

近年の異常気象から、災害に対する意識は皆高くなってきているはずです。

しかし、想定を超えた災害が続いていることを考えると、常に想定外を意識しながら、防災対策を行っていくことはとても重要であると感じました。

そして、普段当たり前だと思っていることが当たり前ではなくなった時に、初めてそのありがたみを知る。

そんな事にも気付かされました。

 

以前の研修を思い出しました。

「ありがとう」の対義語は「当たり前」

「ありがとう」は「有るごと難し」=「当たり前ではない」ということ。

自分のまわりにある「当たり前ではない」ことにしっかり気づき、「ありがとう」の気持ちを伝えることで、もう少し普段の生活が幸せに感じるのでないかと思いました。

 

こうしている間にも、復興に向けて動いていらっしゃる方はたくさんいます。

一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

 

2019年10月22日

熱海伊豆海の郷 管理課 新里陽子