絵画教室を行いました～養護老人ホーム～

「これから一時間、私は画家になる！」

そんな気合の一言から、初めての絵画教室は始まりました。

講師は養護老人ホームの職員です。

前々から、とっても絵が上手なことで知られていた職員のTさん。

幼い頃から、絵を描くのが大好きで、毎日描いていたところ、小学校一年生の時に、歯のポスターが特別賞に選ばれたことをきっかけに熱が入っていったそうです。

それと、おばあちゃん子だったTさんは、描いた絵をおばあちゃんが褒めてくれるのがとっても嬉しかったんだとか。

それ以来、ずっと独学で続けてきました。

毎年文化の日作品展にも出展してくださり、その絵の美しさに、足をとめて見入る方もたくさんいらっしゃいます。

講師の絵の素晴らしさに、皆さん最初はペンを取るのをためらっていましたが、一度書き出すと、真剣な眼差しです。

「あんた上手ね～」

「もっとちゃんと描きなさいよ～」

などと言いながら、一時間はあっという間に過ぎてしまいました。

この絵画教室、今後も定期的に続けていきます。

新型コロナウイルスで外出もままならない中、少しでも施設内で楽しく過ごしていただけるよう、今後も工夫を凝らしていきたいと思います。

2020年4月12日

熱海伊豆海の郷

養護老人ホーム　三浦知子