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総合防災訓練を行いました

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皆様こんにちはわーい (嬉しい顔)

本日、百恵の郷では今年度1回目の総合防災訓練を行いました指でOK

今回は「シェイクアウト訓練」と「炊き出し訓練」の2本立てです芽

まずはシェイクアウト訓練をご紹介いたします。

シェイクアウト訓練とは、2008年にアメリカ合衆国の南カリフォルニア州で生まれた地震の一斉防災訓練です。

シェイクアウト訓練では「その時にいる場所」で地震が発生したと想定してとっさに身を守る訓練を行います。

シェイクアウト訓練で重要なことは「安全確保行動 1.まず低く 2.頭を守り 3.動かない」ですexclamation

本日の防災訓練に合わせて、先週1週間を「百恵の郷防災週間」と題して各部署でレクリエーション中や食事の前にお客様にもこの安全確保行動1-2-3の練習を行っていただきました。

10時に総合防災訓練がスタートです手 (グー)

まずは全館放送でシェイクアウト訓練の訓練用音源を流します。

 

 

デイサービスのお客様は、訓練用音源が聞こえるとテーブルに伏せて頭を守ってじっと動きません。

機能訓練中のお客様は椅子に座ったまま頭を低くし、近くにいた職員が訓練で使用していたクッションで咄嗟にお客様の頭を保護しました。

他の職員もお客様が使用しているひざ掛けを頭にかけて自身の身も低くしじっとしていました。

訓練放送は3分程で終わりましたが、職員からは「このシーリングファンは大きな揺れが来たら天井から落ちてきそうで危ないですね」や「この棚はもっと固定しないと揺れで物が落ちちゃう」と自分が気になった点が沢山あがってきました。

お風呂場にいた職員からは「すぐに外に逃げたいけど、服はどうしたらいい?」との意見もあがりました。

地震はいつ来るのかは誰にもわからないので、職員は咄嗟に自分とお客様の安全を守れるように日々考えていかなければなりません。

今回の振り返りを防災委員でまとめて周知・検討し、次回の総合防災訓練に活かしたいと思っています。

さて、シェイクアウト訓練の後は防災委員で防災備蓄食の炊き出し訓練を行います。

今回はアルファ化米とビーフカレーを栄養部門以外の職員が作ってみました。

炊き出し訓練は毎年実施しているのですが、栄養部門の職員が「芋煮」や「カレー」を羽釜を使って作っており、防災備蓄食を使った炊き出し訓練は今回が初めてです。

まずは備蓄倉庫から50食分のアルファ化米とカレー缶、2ℓの水1ケースを運び出して、いざクッキングexclamation

 

 

まずはアルファ化米を戻します。

1箱に50食分入っているのですが、25食分ずつ分けることができたので「水で戻すアルファ化米」と「熱湯で戻すアルファ化米」にわけて、味や食感がどのように違うのか検証することにしました。

 

入っていた箱の内側に目盛りがあり、計量カップがなくても必要な水の量が分かるようになっていました!

因みに25食分で4.3ℓの水を使いました。

付属の大きなしゃもじで水とアルファ化米を混ぜていきます。

混ぜながら「アルファ化米って、もち米のような香りがしますよひらめき」と、職員も興味津々です。

最後に袋を針金入りビニール袋で縛り、1時間後に出来上がります。

 

同じ工程を熱湯でも行いましたが、熱湯を使った場合は15分で完成しますぴかぴか (新しい)

 

続いてカレー缶を開封していきましょうグッド (上向き矢印)

こちらも必要なものは付属の箱に入っているのでまずは缶切りを取り出し、カレー缶の蓋をキコキコと開けていきます。

ここで栄養部門の職員から「災害時は水の使用も制限されるので、カレーは鍋に直接入れて温めるよりも湯煎で温めた方が洗い物が減りますよ」とアドバイスがありました。

他の職員は鍋にカレーをバシャッと入れて温めるつもりでいたので、目から鱗が落ちたような衝撃で「確かにその通りですよねdouble exclamation」と大興奮ダッシュ (走り出すさま)

他にも「焦げ付き防止の為に鍋の底にタオルを引くといいですよ」とアドバイスをもらい、急いでタオルを鍋の底にセットしました。

開封したカレー缶です。このまま常温でも食べられるそうなのですが、あまり美味しそうではないですね…

やはり災害時の食事はできるだけ暖かいものをお客様に召し上がって頂きたいので、時間はかかっても温めたいです。

 

湯煎し始めは「これがあのカレーになるのだろうか…?」と半信半疑でしたが、30分ほどたつと「おぉ~良い香りのカレーだぴかぴか (新しい)」とほっと一安心ダッシュ (走り出すさま) 試しにカレーの温度を測ってみると63℃ありました。

今回のカレー缶は2缶あったので、こちらも1缶は醤油を大匙2程度足して、味を変えてみて食べ比べをしてみることにしました。

水で戻したアルファ化米が出来上がった頃、カレーも完成しさぁ盛りつけますよるんるん (音符)

盛りつけている時から感じたのですが、カレーに対し1人前のアルファ化米が多いんですあせあせ (飛び散る汗)

女性職員でも食べきれないご飯量なので、お客様には少し減らして召し上がって頂こうと感じました。

 

 

容器のフタにしるしを記入し、何が違うかを書き記したメモとともに各部署に配って試食して貰いましたいい気分 (温泉)

アルファ化米の作り方には「熱湯で戻した方が美味しいです」と書いてあったのですが、作ってから1時間たって冷めてしまったアルファ化米は「水で戻した方が美味しい」という職員もかなりいたのですdouble exclamation

因みにカレーはやはり隠し味でしょう油をいれた方が美味しいという意見が圧倒的でしたひらめき

今後も防災備蓄食を使った炊き出し訓練を続けていきたいと思いますわーい (嬉しい顔)